ホソメコンブ[細目昆布]

 北海道積丹町は、基幹産業である漁業を中心に発展してきた町であり、観光入込は毎年6月から8月のウニ漁業の期間に集中しています。この期間に来訪する観光客の多くが、高級ブランドとして知られている「積丹ウニ」を求めて町内の飲食店を訪れており、「積丹ウニ」の人気や需要に応えるためには、安定的な生産や供給体制の確立を図る必要がありました。そこで、ウニの餌料となるホソメコンブの養殖を始めました。
 当初はウニの安定生産・安定供給を図るためのコンブ養殖でしたが、年間約100tにおよぶウニ殻の廃棄処理に苦慮していた漁業者グループが、コンブの生育を促進させる施肥材としてコンブ種苗糸ロープにウニ殻を混ぜたところ、多量のコンブが収穫できるようになりました。

 コンブに含まれる「アルギン酸」や「フコイダン」という成分は、糖質や脂質の吸収を抑え、コレステロール値の上昇を抑えてくれるほか、腸から免疫力を高める作用もあります。また、コンブには、うま味成分の「グルタミン酸」が多く含まれており、コンブで取るだしは上品でやさしいので、日本料理では必ずと言っていいほど利用されます。

 ホソメコンブは、栄養素・味ともに他のコンブと比べても何ら申し分ないのですが、利尻昆布や真昆布といった有名なコンブよりも知名度で劣っているため、市場にはほとんど出回っていないのが現状です。

 ホソメコンブは、1月ころ収穫したものはワカメのように柔らかいため、佃煮に、5月ころ収穫したものは太く長いため、だし用コンブや昆布巻きに最適です。


メーカー/販売者名
積丹町
郵便番号
046-0292
住所
北海道積丹郡積丹町大字美国町字船澗48番地5
電話番号
0135-44-3382
FAX番号
0135-44-2125
URL(ホームぺージ)
https://www.town.shakotan.lg.jp/
E-mailアドレス
nourin@town.shakotan.lg.jp
担当部署/名
農林水産課

低・未利用・未活用食材の提供可能時期
1月~5月
低・未利用・未活用食材の量
数トン ※要望に応じて
情報公開日
2022/12/23

Download

サイト内の特産品情報をCSVで出力できます。

※CSV形式でダウンロードされます。エクセル等で開いた場合、文字コードによってうまく表示されない場合があります。
CSVからエクセルへの変換方法に関しては、こちらをご確認ください。(3月31日に改訂)

半島の食のブランド化推進のための官民連携体制実施調査事業事務局
(株式会社JTB 霞が関事業部内)

TEL: 03-6628-4790(平日09:30~17:30 土日祝日は休み)
FAX: 03-6628-4791
Mail: hanto_shoku@jtb.com
窓口: 竹内 健二/安海 徳哲