半島産の美味しい柑橘を味わうならこの6つ

特集
2023.11.13
半島地域は海に囲まれた温暖な気候の場所が多く、漁業に加えて柑橘類の栽培も盛んです。みかんやレモンなどはもちろん、だいだい、きんかん、そしてかぼすなど、その種類はさまざま。旬の時期に食べるのがベストですが、獲れたての柑橘を新鮮なうちに加工したものなら、一年中その美味しさを味わえます。スイーツ、お酒、調味料など、半島産の柑橘を楽しめる厳選6品をご紹介します。

【鹿児島県大隅半島】

だいたんなゼリーとだいたんなショコラ

ユニークなネーミングは二つの特産フルーツが由来

「だいたんなゼリーとだいたんなショコラ」というネーミングに、どこが“だいたん”なんだろう?と思われた方も多いのでは。じつは、南大隅町が誇る2つの柑橘「辺塚(へつか)だいだい」「たんかん」を掛け合わせているのです。南大隅町の観光名所・雄川の滝の入り口で「aqua base cafe」を営む31℃LINE花子がつくる、このゼリーとショコラには、皮も果実もグリーンで酸味が強い辺塚だいだい、みかんのようにオレンジで甘みの強いたんかん、それぞれの魅力が詰め込まれています。

「だいたんなゼリー」に使われる果汁は、たんかんのツブツブ感を味わってもらえるように、機械を使わず完全手絞り。さらに、オーブンで乾燥させた果皮を砕いて加えています。辺塚だいだいは、ゼリーだけでなくクリームにも混ぜられており、爽やかな酸味を演出しています。
「だいたんなショコラ」は、2種類のクーベルチュールに辺塚だいだいとたんかんの果汁を加えたビターなムース。食感を楽しんでもらえるように、カカオチップが練りこまれています。柑橘とチョコレートの相性は抜群で、チョコレート好きにはたまらない味わいになっています。

だいたんなゼリーとだいたんなショコラについてもっと詳しく
https://japan-hanto.com/osumi-kagoshima2_1/
だいたんなゼリーのデータベースはこちら
https://hanto-shoku.com/product/825/

【山口県室津大島】

瀬戸内の生レモンチェッロ

日本人向けにアレンジされたレモンチェッロは飲み方いろいろ

周防大島は山口県内の約8割以上のみかんを生産する〝みかんの島〟。人口減少などの課題を抱えるこの土地に「100年後に残るこの島の名産品を」という想いで作られたのが、瀬戸内ジャムズガーデン「生レモンチェッロ」です。レモンチェッロとは、アルコールにレモンの表皮と砂糖を漬けて作られるイタリア発祥のリキュールのこと。 その主役となるレモンは全て周防大島産。農作放棄地を再開墾した畑で自社栽培したものや、地元の産業活性化のために近隣農家で栽培されたものを仕入れて使用しています。ひとつひとつ丁寧に洗い、手作業で皮を剥いでいきます。中綿の白い部分はエグみの原因になるため、使用するのは表皮の黄色い部分だけ。10キロのレモンから700グラムしか採れないと聞くと、その希少さを実感します。

本場のレモンチェッロはアルコール度数が30%程度と高く、ドライなお酒ですが、この生レモンチェッロの度数は日本酒程度(14%)。レモンの生果汁をたっぷり使って、日本人にも馴染みやすいお酒に仕上げられています。おすすめは、冷やしたものをストレートまたはロックでいただく飲み方。お酒に強くない方は炭酸水やジンジャーエールなどで割ると美味しくいただけます。

瀬戸内の生レモンチェッロについてもっと詳しく
https://japan-hanto.com/murotsuoshima-yamaguchi2_1/
瀬戸内の生レモンチェッロのデータベースはこちら
https://hanto-shoku.com/product/1007/

【宮崎県大隅半島】

100%串間産のキンカンジャム

無添加ですべてが手作りの優しい味わいのジャム

宮崎で有名なフルーツといえばマンゴーだけではありません。「たまたま」という最高峰を擁する“完熟きんかん”の産地としても有名なのが宮崎県串間市。柔らかく薄い皮で糖度が高いため、皮をむかずにまるかじりできるのが特徴です。

もともと、仕出し弁当やマンゴージャムの生産からスタートした「たいき食品」。代表の冨山眞理子さんによると、「きんかんの加工品を商品化するにあたって、串間市の担当者さんに、いつ完熟になるのかなどの情報を集約してから仕入れ先を選定しました」とのこと。そして、「きんかんを仕入れる際には20㎏ごとのコンテナに分けるのですが、最初に小さい粒と大きい粒を分けておいてくれた」というきんかん農家の本田さんに仕入れ先を決定。その親切さと人柄は、長くお付き合いをするうえで、そして“安心”を提供するために、とても重要なことだったそうです。

仕入れたらまずは30分水に漬け、ひとつひとつ手作業で半分に割って種を取るそう。そしてすぐに-23℃の急速冷凍で凍らせてから寝かせます。当初は保存のための方法として始めたのですが、きんかんの繊維がほぐれて柔らかくなるという、良い効果が。鍋でことこと煮込んだ串間産のきんかんと沖縄産のきび糖だけでつくるジャムは、余計な甘さが邪魔しない自然な味わいが人気ですが、きんかんらしい苦みも立っているので大人好みです。

100%串間産のキンカンジャムについてもっと詳しく
https://japan-hanto.com/osumi-miyazaki-2/
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https://hanto-shoku.com/product/1318/

【大分県国東半島】

すっぱーいかぼすジュレ&かぼすジンジャーハニー

料理にもドリンクにもアレンジできる「かぼす」のアイデア商品

江戸時代に大分県で栽培が開始されたのが始まりと言われる「かぼす」。昭和40年代頃に産地化され、今では全国の生産量の95%以上を誇ります。かぼすはレモンの2倍のクエン酸や、ビタミンC、カリウムなどを多く含み、疲労回復や美肌への効果が期待できる果物。レモンやすだちなど他の柑橘類と比べて、酸味が控えめで、豊富なミネラルにより塩味がしっかりしていることから、より食材の味を引き立たせつつ減塩にも役立つのだとか。

かぼすを中心に10種類の柑橘を栽培している大分県でも有数の柑橘農家「オレンジ農園」が、地元の素材と水にこだわって開発した「すっぱーいかぼすジュレ」「かぼすジンジャーハニー」は、かぼすをもっと日常的に食べたくなる商品です。

「すっぱーいかぼすジュレ」は、かぼす果汁と皮を風味豊かにそのままギュッと凝縮した、甘くないジュレ状のソース。果汁と異なり、かぼすジュレなら唐揚げやとんかつなどの揚げ物にかけてもベチャッとせず、最後まで美味しく食べられます。塩分不使用ながら、かぼす本来の自然な塩味があるので、カルパッチョやサラダのドレッシングとして使ってもOK。ゆるいジュレなので、お酒などドリンクに混ぜて使うのもおすすめ! かぼすハイボールや、かぼすサワーにすれば、さわやかな香りとすっきりとした酸味で料理との相性も抜群です。

減農薬栽培のかぼすと生姜で贅沢に仕上げたシロップ「かぼすジンジャーハニー」は、砂糖を使わず、こだわりの国産蜂蜜とてんさい糖で甘みをつけているので、体を冷やしにくく健康に気を遣う方にも安心です。試行錯誤を重ねて完成した甘み・酸味・辛味のバランスは絶妙で、「杵築ブランド認定品」にも選ばれています。かぼすジンジャーハニーの原液をバニラアイスにそのままかけるのが、オレンジ農園イチオシの食べ方。かぼすの香りと酸味、生姜のピリッとしたアクセントが加わって、市販のバニラアイスも一気に高級デザートの味わいに。蜂蜜とてんさい糖は優しい甘さで重さがなく、ぺろりと完食してしまいます。

すっぱーいかぼすジュレ&かぼすジンジャーハニーについてもっと詳しく
https://japan-hanto.com/kunisaki-oita-2/
すっぱーいかぼすジュレのデータベースはこちら
https://hanto-shoku.com/product/271/
かぼすジンジャーハニーのデータベースはこちら
https://hanto-shoku.com/product/268/

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